コロナ渦で人の移動が制限されています。

空港もその影響を大きく受けた場所の一つです。

仙台空港も国内線は運行していますが、国際線はそのほとんどを運休している状態です。

そんな中、仙台空港を使った新しい試みとして、飛行機に乗る人だけではなく乗らない人も楽しめる普段遣いの空港を目指した取り組みができないかというアイデアが生まれました。言われてみれば、空港は飛行機に乗ったり降りたりする人のためだけではありません。家族や友人の旅立ちを見送る人、大好きな飛行機を見に来る人、近所に住んでいて何となく空港内でランチを楽しむ人、もちろん裏方で働く関係者のみなさんも。考えてみればいろんなひとがいろんな理由で空港を訪れます。

そんな空港を誰もが楽しめる場所にできないか。「空港に行けば何か楽しいことが見つかる！」新しい空港のあり方を妄想し始めました。

2020年10月21日（土）から23日（月・祝）までの三日間、妄想をちょっとだけ実現してみました。仙台空港2階ロビーのスキマを借りて、「旅と本とおやつ」と題して、旅のお供にぴったりな本とおやつを展示・販売しました。県内８つのつくり手さんに協力いただきました。東北の玄関口とも言える仙台空港で宮城県のおやつに出会う時間を提供しました。2階ロビーの空間を利用し、DIY STUDIO 仙台の協力のもとオリジナルの什器を持ち込みしつらえました。

はじめての試みでコロナウィルスも落ち着かない中、どんな反応があるか全くわかりませんでしたが、結果的にいろんな人がブースを訪れ、たくさんのおやつが旅立っていきました。3日目には品薄になり完売する商品もあり、おかげさまで良い時間になりました。

3日間の販売を終えて、もっとできることがありそうなので今後も仙台空港のスキマにいろいろな仕掛けを盛り込んでいこうと思います。

ご来場いただきありがとうございました。